No.185    日本の400mHと世界 4


日本の400mHと世界 4 ★ 世界陸上の入賞は 400mHの世界チャンピオンは、あながち背が高いばかりでもない。 たしかに190cmクラスの選手はストライドも長く有利であろうが、 ドミニカのサンチェスやイタリアのモリのような170cm台のランナーもいる。 ●男子・日本歴代10傑 順位 タイム 名前 所属 日付 1 47秒89 為末大  法政大学 2001年8月10日 2 47秒93 成迫健児 筑波大学 2006年8月10日 3 48秒26 山崎一彦 デサントTC 1999年5月8日 4 48秒34 刈部俊二 富士通  1997年10月5日 5 48秒64 斉藤嘉彦 綜合ガード 1998年10月4日 6 48秒65 千葉佳裕 順天堂大学 2001年5月20日 7 48秒66 吉形政衡 三洋信販  2005年9月19日 8 48秒84 河村英昭 三英者   2000年9月9日 9 48秒85 吉沢賢  デサントTC 2004年7月10日 10 48秒95 庄方和也 筑波大学  2005年9月19日 男子・ジュニア日本記録 順位 タイム 名前 所属 日付 1 49秒09 為末大  皆実高校 1996年10月14日 現在日本でファイナルに残ったのは山崎一彦選手と為末 大選手の二人だけ。 苅部選手や成迫選手は「あと一人・・・」というところで決勝を逃している。 もちろんこの域になると、コース位置も大きく左右するだろう。 たとえば種目で言うと200mや400mではことさら1,2レーンは不利だ。 さらに400mHでは跳ぶたびに遠心力で外に振られるので、 内側は絶対に大ブレーキになるだろう。 シドニー五輪の為末選手は1レーンで転倒しているし、 ヘルシンキ世界陸上では優勝候補に目されたカーロン(アメリカ)は 長身ながら1レーンをギクシャク走りラストをあきらめて走っている。 その結果、為末選手に先着された。 同じヘルシンキでは成迫選手は準決勝で1レーンを走りきわめて走りにくそうであった。 日本選手が決勝に残るため涙を飲んだ毎回の「0.02秒」ほどの差。 これはレーンにも左右されているといってもいいだろう。 ★ 決勝に 大阪競技場はホームストレートは強い追い風はあまり吹かない。 ということは一周を回る競技ではヘルシンキのような、風雨による影響は出にくいだろう。 世界陸上 400mH 歴代優勝者 ■ 男子[400mH] 第1回 ヘルシンキ   モーゼス(米国)     47秒50 第2回 ローマ     モーゼス(米国)     47秒46 第3回 東京      マテテ(ザンビア)    47秒64 第4回 シュツットガルト ヤング(米国)     47秒18 第5回 イエテボリ   アドキンス(米国)    47秒98 第6回 アテネ     ディアガナ(フランス)  47秒70 第7回 セビリア    モリ(イタリア)     47秒72 第8回 エドモントン  サンチェス(ドミニカ)  47秒49 第9回 パリ      サンチェス(ドミニカ)  47秒25 第10回 ヘルシンキ  ジャクソン(米国)     47秒30 とすると、決勝に残るには予選できちんとした記録をマークすること。 それにより準決勝のレーンを中央に獲得し、48秒5を切ること。 そしてメダルを獲るためには47秒5あたりなら当確だろうか・・・・ 筆  のもと歯科

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