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No.114 天才マリオンジョーンズ 薬物疑惑で終焉か?その2


天才マリオンジョーンズ 薬物疑惑で終焉か?その2

★ジョーンズの現夫・モンゴメリが大陪審に 薬物使用疑惑が高まっている男子百メートルの世界記録保持者ティム・モンゴメリ(米国)が 昨年の連邦大陪審での証言で、ヒト成長ホルモン(HGH)や摘発されないステロイドの使用 を認めていたと、24日付のサンフランシスコ・クロニクル紙が伝えた。 さらにモンゴメリは、自身に薬物を提供していた人物が大リーグの強打者 バリー・ボンズ(ジャイアンツ)にもステロイドを供給していたとも証言していた。 世界に衝撃が走った。マグワイヤといい、ボンズといい、やはりスーパーパワーヒッターに 薬物は不可欠なのか・・・!  同紙が入手した証言記録によると、栄養補助食品会社「BALCO(バルコ)」の創設者が モンゴメリに、HGHとステロイドを1週間に1度、提供していたという。モンゴメリは 「ステロイドは違法ではないと言われていたが、(?)後にHGHは禁止されていると知った」 としている。  またモンゴメリはボンズの薬物疑惑について、BALCOの創設者がボンズに ウインストロールという薬物を提供していたと証言した。ウインストロールは、 1988年ソウル五輪で失格したベン・ジョンソン(カナダ)が使用していたスタノゾロールの 製品名。  モンゴメリはその後、潔白を主張しているが、米国反ドーピング機関(USADA)から 禁止薬物使用を通告され、永久追放になる可能性も出ている。ちなみに渦中の全米トライアルで モンゴメリーは10秒13の7位に終わり、代表も逃した。      ★ 前夫の裏切り マリオンは米栄養補助食品会社BALCO(バルコ)が提供するミネラル補給剤を使用していた 事実を認めた。ただ、禁止薬物の服用に関しては否定した。ジョーンズは記者会見の中で、 1999年からシドニーをはさんだ2001年までにBALCO社からZMAという 「合法のミネラル補給剤」を受け取っていたことを明言。ジョーンズからはドーピング検査で 陽性反応が出たことはない。にもかかわらず、依然調査は続けられている。 さらに衝撃的な事件勃発!前夫のハンターが、ジョーンズの禁止薬物使用を認める証言 をしていたと、米紙などが22日報じたのだ。これを受けてマリオン側は、ハンターが 捜査当局者に虚偽の発言をしたとして、C・J・ハンターの告訴する!と訴えた。 マリオンの弁護団は、ハンターも取り調べを受け、うそ発見器にかけられるべきだと主張した。 ・・・もはや泥沼・・・ 競技者として集中するにはあまりにも悲惨な全米トライアル。案の定、マリオン・ジョーンズは 100m決勝11秒14で5位に終わり、200mは棄権。意外にも幅跳びで7m22をマーク し優勝。しかし前大会の5種目出場優勝3つどころか、リレーメンバーにすら入れない単独幅跳び 出場となった。散々な五輪である。 アテネ五輪は唯一モーリスグリーンの連覇くらいしか楽しみはない。そのほかは誰が勝とうが、 さほどの記録的価値も無く、勝ったとしても摘発ごっこの標的になるかもしてない。 開催一ヶ月前ではあるが、すでに意気消沈である。 筆 のもと歯科クリニック  野本 順一  (2004年7月) <<前へ 次へ>>