No.119 全国に挑む後輩たち!2


全国に挑む後輩たち!2

★大塚軍団の東部新人戦 速報 今日9月12日は東部地区新人だ。秋晴れで気温28度、非常に心地よい日曜日で あった。 掲示板にあるように後藤がやってくれた。 予選で早々に10秒70をマーク!スタンドをあっといわせた。後藤は埼玉国体少年 Bの200m、共通400mRに選出されている。国体代表は同じく少年Bの熊谷太郎 以来である。後藤は先述したように中3で10秒88、全日本中学100m制覇。進 学で環境が変わると伸び悩みが心配される種目だが、今年になって県選手権ですぐに 10秒台に返り咲いた。10秒84を7月にはマークし、県内国体予選も制した。国 体を一ヶ月後に控えて、一気に記録更新しておきたい。 ★電光掲示板は「10秒58」!! 明らかに後藤は好調である。迎えた決勝では絶好の追い風が吹く。好記録の予感。ス タートからスルスルと抜け出し、圧勝。2着との距離は5m近い。どう考えてもかな りの記録が出たはず。電光掲示板の時計は10秒58で止まっている。場内からはど よめきが起こる。2位には2年生の伊藤が入って、春高が1、2フィニッシュ。正式 記録が待たれる。10秒61、伊藤は11秒04。二人とも自己新記録ではあった が、しかし追い風3mであったのだ。惜しい・・・しかし好調なのは間違いない。自 然に400mRに期待がかかる。 ★嵯峨根さんも興奮 OB会副会長である嵯峨根さんが応援に来てくれていた。幅跳び7m30の春高記録保 持者であるのは言うまでも無いのだが、実は嵯峨根さんは400mRに特別の思い入 れがある。結果としてこの時のインターハイは400mR準決勝で棄権してはいる が、幅跳びに勝る成績の可能性があったのだ。関東大会で圧勝し順当に行けば400 mRで表彰台は堅いと思われていたからだ。特に幅跳びの好調さを考えれば、嵯峨根 さんのアンカーとしてのスピードは人生最高の速さを示したはずである。(ちなみに 非公式測定ではあるが、100mの加速走で嵯峨根さんは練習中9秒95の記録を持 つ。本番ではもっと速かったはず) いよいよ男子400mR決勝。東部であれ関東であれリレーの決勝は緊張が走る。ス タート。うちの1、2走で大きく詰まってしまう。しかし全員調子が良い証でもあ る。練習より速く追いついてしまうのだ。どんどんスピードを上げ、ぶっちぎりの ゴール。42秒42で優勝。嵯峨根さんも大喜びだった。しかも当時に記録42秒4 8をわずかに上回ったのだから。たらればだがバトンがきちんと渡って、周囲と競り 合ったら41秒台は現在でもマークできるのではないか?加えて400mRでの優勝 は、東部、県、関東で21年ぶりではないかと思う。我々37回生の1983年県新 人大会で42秒71で大会新記録優勝して以来かと思う。(現在と1秒違う・・・な んていわないでほしい。基準や方法が違うのだから) ★大塚軍団は いずれにせよ今年は春高・大塚軍団のいよいよ躍進が始まった年だ。奥岡の病気で足 並みが一時滞った事はあったが、逆を言えば今年でよかったのだ。奥岡はまだ2年生 なのだから。3年でハプニングが起こるより、2年での今年の経験は大きく活きるだ ろう。これから県新人、国体、Jr五輪、・・・来年の千葉インターハイへの道のりは 長い。すべてにベストでマークするのは不可能だが、選手を怪我させず、高い目標を 一つずつどうクリアして行くか・・・・・ すでに大塚監督の頭の中ではいくつかのプランが同時進行しているはずだ。後輩が全 国に堂々と挑むこの戦いを、我々は地に足をつけて、影に日向に応援していかねばな るまい。 筆 2004・9・12  歯科医師会インプラント外科セミナーに出席したため、 上尾には行けなかった のもと歯科 <<前へ 次へ>>