No.133 全国に挑む後輩たち8−1  「その輝き・閃光のごとし」


全国に挑む後輩たち8−1  「その輝き・閃光のごとし」

埼玉県大会の結果は、想像以上に全国陸上界に衝撃を与えたようだ。 関東大会は南北同時開催のため、数多くの陸上名門校が集ってくる。 「春日部の県大会での力は本物なのか?」 ・・・各校監督たちの興味は尽きなかったはず。 今も昔も「激戦区・埼玉」で、幾度かめの「黄金期」を 迎えた我が校(その前後も決して弱いわけではない・・)。 県大会後、さらに昇り竜のごとき躍進を続けるのか、 トーンダウンしてしまうのか、大いに注目が集まる。 陸上には故障や、ミスが続発して流れがパタッと止まってしまう事例は、 数限りなくあるのだ。 そう・・・最終目的は、あくまで「全国に挑む」である。 ★ 関東の厳しき洗礼 各県大会を潜り抜けてきた猛者が集う関東ブロック。 全員が「勝負強い」。 予選であって予選ではない状況。 みな向かい風の中、余裕で10秒台をマークするトップ選手。 100m予選 1組 伊藤裕一郎 11"18 6位 2組 後藤乃毅 10"82 1位 3組 田中 俊 11"37 6位 後藤のみ準決勝進出 400mR予選をチーム新記録でこなしてからの100m予選だったが、 伊藤らは調子がいまひとつであったようだ。 やはり独特の雰囲気に飲まれてしまうのか・・・ しかし、準決勝に進んだ後藤が、そんな心配を払拭する走りを見せた。 10秒69(追い風0.6m)の堂々自己新記録で余裕通過。 県大会までは風に翻弄されてきた後藤だが、ようやく公認記録。 まだまだいける。 <<前へ 次へ>>